岳もんとともに
高低差100m以上の中岳集落に住まう平均年齢70歳超えの岳もん(中岳に住まう百姓は自分たちのことを岳もんと呼ぶ)は40人に満たないですが最強の自給自足集団です。
①米作り
②野菜作り
③山林整備:中岳の長い町道は岳もんたちが整備しています。
④建物の解体・建設: 令和5年 中岳にある中岳大神宮は岳もんの手で取り壊し 建築しました。中岳集落センターの壁を塗ったのも補修工事をしたのも岳もんです。
⑤しめ縄作り:中岳大神宮のお正月の飾りは 岳もんの手でそろえられます。
⑥餅つき:岳もんが収穫した餅米をマイ臼とマイ杵で餅にします。春には中岳のヨモギをつんでヨモギ餅もつきます。(岳もんはこれを ”ふつ餅”といいます)
などなんでもできるんです。
2023年、井手農園はそんな岳もんたちが守る中岳に移住してきました。年齢は高めの私たちは この山で生きることを決め大都会福岡市からやってきました。先輩岳もんはそんな私たちを歓迎してくれました。ひとつひとつ丁寧に岳もんの風習を教えてくれます。岳もんたちは「結い」を大切にして生きてきました。
井手農園は神と自然と共に生き続ける岳もんにならい、地球のあらゆることがらにたいしての「Healing Farm」を心に誓い、楽しみながら活動しています。
Healingとは・・・ つぎはぎだらけの方法ではありません。場面によって人間の都合のよいやり方でやることありません。もともとひとつであるこの世を、ただ元のひとつに戻していきましょう。
人の体も人間関係も常に循環をし、右に傾いたり左に傾いたり戻ったりを繰り返しながら、氣をめぐらせています。
宇宙は壮大なるポリフォニーです。シンフォニーではありません。様々な旋律が精妙に関わりながら躍動しています。
中岳大神宮が見守る棚田で
中岳にはたくさんの神事があります。岳もんは水に祈りを捧げ、神に感謝をしながら米を育てています。2023年、岳もんたちは自分たちの手で大神宮の建て替えも行いました。農とは神ごとそのものであり、ヒトの力のみでは何事もなしえない、全てのものに感謝の念をもつことを教えてくれるものです。
また棚田とは、損得勘定をもつ者には決して生きることができない地だと、先輩岳もんが教えてくれました。私たちも、ただ感謝しながら土に立ちます。
花とともに
花は自然界の循環において重要な役割を担っています。天空に近い中岳には野草がたくさん生息しています。花が咲き、種をつけるまで待ちながら、自然の循環を取り戻していきます。
ユキノシタ、ヤマハッカ、ノビル、ニラ、野すみれ、レンゲ、たんぽぽ、菜の花、ホトケノザ、ナズナ、オオイヌノフグリ、ムスカリ、ラッパスイセン、つわぶき、、、四季折々にたくさんの花が咲きます。
全ての生き物とともに
浮草はカエルの休憩場所です。田んぼにはヒトが食べるお米がありますが、それ以外の草花、カエル、蛇、水も自然界には大切な存在です。田んぼに虫がくればツバメやトンボがその虫たちを食べようと、飛行します。
お米は自然が循環する余波でできたものと考えています。
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